rm_Mizore 49F
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4/3/2006 11:38 pm


 美染麗の日常は、あの経験以降もそう変化はありませんでした。クラスでは男子とはそんなに仲良くする事も無く、女の子同士での会話がほとんど。ごく普通の中1生活を送っていました。もちろん相変わらず、自習時間やお昼休み、放課後は廃物倉庫で時間を潰しています。同級生の女の子達も、いつも居なくなる美染麗を不審には思っているようですが、3人の男子もいつも居なくなり、やがては他の男子までが真似をするようになると、美染麗が居なくなる事は気にもならなくなり、他の女子までが居なくなる事もあるようになっていました。
 ただし、 美染麗と彰、 僕也に千章は、 自然とクラスのリーダーシップを取るようになっていましたので、 他のみんなが不良行為に発展する事はありませんでした。 美染麗達4人は問題児扱いはされてはいたモノの、 あくまでヤンチャでお転婆な子達だと先生には思われていたのです。怒られもしましたが可愛がられもしていて、 職員室でも嫌われているわけではありませんでした。困られてはいましたが・・・(苦笑)
 ただ、美染麗に変化はあったようです。クラスの女の子に時々言われるようになりました。
 「亜弓、何か最近、変わったね・・・ 大人っぽくなった・・・」

 美染麗達はあれ以来、頻繁に“儀式”をするようになっていました。もちろん、あくまで4人だけの儀式で、仲間が増える事はありませんでしたが、その分、堅い“友情”が結ばれていったのです。
 普段、クラスでは特に仲の良い様子を見せる事はありませんでしたが、何か問題が起これば4人は結束して問題に立ち向かい、有る意味でクラスを仕切っていました。ただし、4人は約束していました、決して学級委員にはならないと・・・ 学級委員になれば、クラスは完全に彼らの色に染まってしまいます。みんなのクラス、を絶対に大事にしよう、その為には学級委員は絶対になってはイケナイ・・・ ・・・自分たちのクラスへの影響力を自覚していた4人は3回の学期ごとの係決めでは学級委員だけは推薦されても頑ななほどに断り続け、そのお詫びとばかりに学級委員のお手伝いを率先して行っていました。

 やがて2年生に進級し、4人はまたそのまま同じクラスになり、“同じ生活”が続いていました。美染麗達は2年生に進級し、部活には所属しないまま、楽しく日々を過ごしていました。


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