blacktriangle60 56M
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11/22/2005 10:24 pm

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3/5/2006 9:27 pm



漸くショーを終えた美樹は一刻も早くその場を立ち去りたかった。こんなところでシャワーなど使いたくもない。さほど遠くもない広尾にあるマンションの自室で熱いシャワー浴びて、ぐっすりと眠りたかった。明日は、いやもう今日になっているが仕事は休むほかあるまい。
自宅も勤務先も、全てやつらに知られてしまった。週に二回こうしたショーを演じることが美樹のノルマだった。断れば世間に痴態を晒した上に背任横領で手が後ろに回ってしまう。断ることは不可能だった。ただし、使い込みの穴を埋める程度の緊急融資(といっても高利だが)と馬鹿にならない「出演料」は約束されていた。美樹は何十人もの男にヴァギナとアヌスを犯しまくられるという前夜からの経験により、己のMっ気を自覚し始めていた。次のショーが待ち遠しいとは言えないまでも、どこかに期待している自分がいる。もっとも、ここまで疲れるのはやりすぎだが。

クラブの裏口から出てタクシーを拾おうとしていると、浜口が声をかけてきた。「よお美樹、ご苦労だったな。お前もさんざんやりまくって、まんざらでもねえって面だったぜ。結構好きものなんじゃねえか。」美樹は俯いたまま答えないが、関わりなく浜口は続ける「俺も5人切りってのはしたことがあるけどな、一晩で20人もの女の相手はできゃしねえぜ。美樹にはかなわねえや」と嘯いてにやりと笑うのだった。
こんな男に弄ばれるのはたくさんだ。美樹はその場を逃れることだけを考えていた。そこへ浜口はダメを押すように話しかける。「まあお前もよくやったよ。褒美といっちゃあ何だが、あしたの夜にでも旨いものを食わせてやろう」などとおためごかしを言い、「8時にここに来な」と美樹にメモのようなものを渡した。その紙には日比谷に古くからある高級レストランの名前が記してあった。勿論美樹の労に報いるなどという了見であろうはずがない。美樹のような服従するしかない立場の女をショーのない日につまみ食いするのが浜口の役得のようになっている。一応さやかも公認なのだが、相手が美樹となると・・・(続く)

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