Berlinski 45F
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9/17/2005 12:42 am

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3/5/2006 9:27 pm



第一章 出逢い(笑)

24年もの間、腐れ縁としか言いようの無い・・
こうなると単なる身内でしか無いのが居る。

北ドイツ出身の祖父&父親筆頭に、西ゴート系バリバリ(要はゲルマン系)のスペイン人母ちゃんに、息子一人。

かれこれ24年前、私が東北の山奥から関東に
出てきた時に、道を挟んだお向いにギャージン一家が引っ越してきた(笑)
今でも鮮明に覚えているのは、背の高い氷の様に無表情な金髪の男性と黒髪に真っ赤な口紅が鮮やかな派手で美人な女性の影から、こちらを覗いているチビ一匹(笑)

通常なら都内のドイツ人学校に通うワケだが・・厳格な父の「現地の子供達と共に学び、理解を深めなければ、無意味な差別やヘイトに繋がる」という筋が通っている様で少々無茶な言葉に、チビは言葉も解からずローカルな公立小学校へ放り込まれた。
無論、放り込まれる前に、父は通訳を従え、受け入れ要請をしに市長のむなぐらを掴みに行った事は言うまでもない。

数日後の朝7時35分・・・似合わないランドセルを背負い電柱にスリスリしながらチビは立っていた。
しかもランドセルが深緑だ・・黒じゃない。

通学班の班長は頭数だけ確認すると、何も言わずに歩き出してしまい、他も無言で歩き出した。

暫く歩いたところで振り返ると、電柱の脇に取り残されたチビはうつむいて立っていた。
このまま置き去りにするのは余りにも可哀相過ぎると思い、班から離れチビの前に戻って見ると、綺麗な緑色の目から大粒の涙を流していた。
言葉が通じないのは明らかなので黙って手を差し出すと暫くの間もじもじしていたのが、ゆっくりと私の手を取って、一緒に歩き出した。学校につくころには私にしがみ付いていた(汗)
以後、電柱代わりにスリスリされるようになったのだった。

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